米国本社のもとグローバル市場調査とアドバイザリーを提供する、フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社(東京都港区/代表取締役 山村浩/以下、フロスト&サリバン)は、「ハイブリッドワークモデルの浸透に伴い拡大する世界の業務用ヘッドセット市場(Global Professional Headset Market Boosted by the Popularity of Hybrid Work Model)」に関する調査レポートを発表いたしました。

 

 

フロスト&サリバンの最近の分析、世界の業務用ヘッドセット市場によると、拡大する在宅ワーク・ハイブリッドワークの導入は、世界の業務用ヘッドセットの需要拡大の大きな要因です。どこからでも仕事ができる環境が人気を博し、有線・無線のヘッドセットが様々な業界で浸透していき、長期的な機会を生み出しています。この市場の売り上げは、2021年の22.1億ドルから、2028年までに40.4億ドル、年平均成長率は9%に達すると見込まれます。

 

フロスト&サリバンのICTリサーチディレクター兼フェローのアラー・サーイドは以下のように分析します。

「業務用ヘッドセット市場において、ソフトウェアに基づくビジネスコミュニケーション&コラボレーションサービスは主な成長促進要因です。さらに、高度なノイズキャンセリング技術や接続性の向上といった、ヘッドセットの特徴・機能におけるイノベーションがヘッドセットの魅力を高め、利用促進につながっています。

コードレスブルートゥースのPC USB(personal computer universal serial bus)およびUCC(unified communications and collaboration)ヘッドセットは、ハイブリッドワーク環境において、その機動性にメリットがあり、今後利用が拡大していくでしょう。しかし、より多くの組織が将来、中~高機能の業務用有線デバイスを従業員に貸与させる動きがあり、有線PC USBおよびUCCは、ローエンド市場にて顕著な需要が生まれるでしょう」。

 

世界の業務用ヘッドセット市場の成長機会を獲得するために、ベンダーは以下に注力すべきでしょう:

  • リモートワーク、ハイブリッドワークに対応するために、業務用ヘッドセットに関連するパーソナルオーディオシステムのニーズに迅速に応える。
  • 先進的なコードレスブルートゥースPC USBおよびUCCヘッドセットモデルを開発し、そのメリットを市場に啓蒙する。
  • 業務用ヘッドセットと、Microsoft、Zoom、Googleといった大手プロバイダーのクラウドミーティングサービスとの統合を継続する。

 

 

世界の業務用ヘッドセット市場の成長機会 - 2028年までの予測は、フロスト&サリバンICT部門の最新の調査分析の一つで、Frost & Sullivan Leadership Councilを通して閲覧可能です。Frost & Sullivan Leadership Councilは、企業がこの不透明な未来で成功するための、継続した成長機会の流れを特定するためご支援します。

 

英語原文:Global Professional Headset Market Boosted by the Popularity of Hybrid Work Model

 

日本語版編集:

新原徹也 / フロスト&サリバンAPAC ICT部門ディレクター

日本及びAPACのICTとサイバーセキュリティ市場の調査において約15年の経験を有し、市場規模やトレンド、市場予測や競争環境に関する知見を有する。

 

 

【フロスト&サリバンについて(本社:米国)】

フロスト&サリバンは、60年以上に渡り、フォーチュン1,000社、行政機関、投資家に向け、持続可能な成長戦略の策定をご支援してきました。経済情勢の変化に即応すると共に、破壊的技術を見出し、新たなビジネスモデルを立案することで、将来の成功へと導く革新的な成長機会を創り出します。

 

【フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社】

設立:2014年1月

沿革:2009年3月 日本支社「フロスト&サリバン インターナショナル」設立

2014年1月 日本法人「フロスト&サリバン ジャパン株式会社」設立

代表者:山村浩(代表取締役)

所在地:〒107-6123 東京都港区赤坂5丁目2番20号 赤坂パークビル23階

URL: https://frost.co.jp/

 

【ご取材に関するお問い合わせ】

フロスト・アンド・サリバン株式会社PR事務局(SivanS株式会社内)担当:仁部

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