米国に本社を置くビジネスコンサルティング企業、フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社(所在地: 東京都港区、代表取締役:ロビン・ジョフィ)(以下、フロスト&サリバン ジャパン)は、『監視技術における革新が、世界の監視ソリューション市場の成長を促進』について調査レポートを発表いたしました。

フロスト&サリバンの最近の調査、世界の監視ソリューションの成長機会によると、高度な監視システム導入の増加と技術的革新が、市場成長を加速させています。新たな統合能力や分析機能などの監視技術における革新的機能が業界における触媒となり、アナログなレガシーシステムからの移行が進んでいます。世界市場規模は2020年の1259.7億ドルから、2030年までに2792.8億ドル、年平均成長率は8.3%に達すると予測されます。

北米が監視ソリューション市場の最も大きなシェアを占め、それに欧州、アジア太平洋地域(APAC)が続きます。予測期間では、北米、欧州、APACの年平均成長率はそれぞれ8.7%、8.3%、7.3%と予測されます。業界に関しては、特にエンタープライズ(企業向け)、小売、法執行組織が主な業界であり、セキュリティの懸念に取り組む必要があること、ビジネスインテリジェンスデータの取得が必要であることが、あらゆる地域における監視ソリューションへの投資の増加の主な理由です。

「監視プロバイダー間のオープンインテグレーションはすでに始まっています。短期的には、監視およびアクセス制御セキュリティベンダーに新たな機会がもたらされるでしょう」、フロスト&サリバンセキュリティ部門のインダストリーアナリスト、ダニエレ・ヴァンザントは言います。「更に、サイバーセキュリティソリューションとの新たな統合および新たに生まれたデジタルインテリジェンスソリューション市場により、サイバーおよびフィジカルセキュリティの融合が更に進むでしょう」。

ヴァンザントは更に言います、「デジタル化はすでに顧客の嗜好をクローズループの、ハードウェア中心のソリューションからオープンソース機能へとシフトさせました。このことは新たなベンダーを継続的に惹きつけます。なぜなら、高度なエッジ機能は、市場参入者に新たな機会をもたらすからです」。

様々な業界における高度監視ソリューションの高まる需要は、市場関係者に以下のような利益を得られる成長の見込みをもたらします:
• アナリティクスの利用拡大:ベンダーは、実用的なデータを提供するために、自身の解析ツールが新しいソリューションおよびレガシーソリューションと統合されることを保証しなければならない。
• セキュリティソリューションの機能横断的統合:多様なパートナーシップネットワークの構築により、監視ベンダーに対し、業界を横断したパートナー間での新たな機会がもたらされる。
• コスト効率:サービス化された監視(surveillance-as-a-service)やセキュリティのマネージドサービスモデルを提供するベンダーが、顧客が求めるレベルのコスト効率でサービスを提供する。
• 新しい顔認識および行動認識ツールの導入:予測機能を持つ認識ツールにより顧客体験を向上させる。ベンダーは、認識機能の定量的検証を顧客に提供できるよう、それらの認識ツールの精度の証明を提供しなければならない。

世界の監視ソリューションの成長機会は、フロスト&サリバンの最新のセキュリティ調査分析の一つで、Frost & Sullivan Leadership Councilを通して閲覧可能です。Frost & Sullivan Leadership Councilは、企業がこの不透明な未来で成功するための、継続した成長機会の流れを特定するためご支援します。

原文:https://www.frost.com/news/press-releases/innovation-in-surveillance-technologies-ignites-global-surveillance-solutions-market-growth/


新原徹也 / フロスト&サリバンAPAC ICT部門ディレクター
日本国内及びAPACの ICTとサイバーセキュリティ市場の調査において約15年の経験を有し、市場規模やトレンド、市場予測や競争環境に関する知見を有する。

 

 

【フロスト・アンド・サリバンについて】

フロスト&サリバンは独自のリサーチに基づいて企業のビジネスを成長に導くグローバルな知見を提供し、ビジネスの新たな成長機会の創出からイノベーションの実現までを支援する、リサーチとコンサルティング機能の両方を兼ね備えた企業のナレッジパートナー。世界40拠点以上のグローバルネットワークを軸に、世界80カ国ならびに300に及ぶ主要な全てのマーケットを網羅することで、メガトレンドや海外新興市場の台頭、テクノロジーの進化などのグローバルな変化に対応し、企業がグローバルなステージでビジネスを成功させるための360度の視点に基づいた知見を提供しています。

フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社
設立:2014年1月
沿革:2009年3月 日本支社「フロスト&サリバン インターナショナル」設立
2014年1月 日本法人「フロスト&サリバン ジャパン株式会社」設立
代表者:ロビン・ジョフィ(代表取締役)
所在地:〒107-6123 東京都港区赤坂5丁目2番20号 赤坂パークビル23階
URL: https://frost.co.jp/

【本リリースに関するお問い合わせ】
フロスト・アンド・サリバン株式会社PR事務局(SivanS株式会社内)
担当:高谷
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