米国本社のもとグローバル市場調査とアドバイザリーを提供する、フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社(東京都港区/代表取締役 山村浩/以下、フロスト&サリバン)は、「後払い決済がB2B企業の潜在成長力を解き放つ(Buy Now, Pay Later Solutions to Unlock Growth Potential for B2B Companies, Says Frost & Sullivan)」に関する調査レポートを発表いたしました。

 

 

フロスト&サリバンの最近の調査レポートによると、金利ゼロ、柔軟な返済プランが、世界のBuy now, pay later(BNPL、後払い決済)市場の成長には欠かせません。クレジット決済の代替手段として台頭したBNPLは、信用履歴、信用スコアが低いケースが多い若い消費者のニーズを満たすことを目指しています。世界のBNPL市場規模は、2021年の1365.5億ドルから、2026年までに6563.4億ドルに達し、その年平均成長率は36.9%と、指数関数的な成長が予測されます。

 

フロスト&サリバンICT部門のインダストリーアナリスト、デウィ・レンガニスは以下のように分析します。

 

「デジタルおよびeコマース分野における次世代プラットフォームの利用増加は、決済手段を強化し、それにより消費者は支出を自身で管理しやすくなりました。BNLPの拡大は、一般的に最大60%の年率を課す従来の決済手段と比較して、より迅速に金利ゼロの信用融資を提供することにより、消費者の需要を満たすことに貢献するでしょう。

 

顧客志向のアプリ、POS、EC店舗向けソリューションといった革新的なソリューションは、BNPL拡大に不可欠でしょう。また、データに基づくプラットフォームは、顧客体験を提供し、市場成長を推進するために不可欠です」。

 

BNPLを利用する顧客が拡大することにより、市場参加者に以下のような成長機会がもたらされます:

 

  • B2Bクレジット商品:B2Bの顧客は通常、リピート購入し、30日以上の支払い条件で決済を行う。BNPLにより、企業はキャッシュコンバージョンサイクルを改善し、収益を成長させ、照合作業を合理化し、信用取引プロセスをデジタル化させることができる。
  • オムニチャネル技術およびデータ収集:顧客データを収集することにより、統合的な顧客体験を提供できるようになる。AIを活用した技術のプロバイダーとの提携、または社内のデータウェアハウスシステムの構築は、BNPLプロバイダーにとって、優れたオムニチャネル体験、効率的な購買体験を顧客に提供するためのサポートとなるだろう。
  • 新興市場の拡大:現在BNLPの決済手段が浸透していない地域における認知向上によって、BNLPプロバイダーは新興市場におけるビジネス拡大、より大きな顧客およびEC店舗基盤にリーチする大きな機会を得られるだろう。

 

世界の後払い決済の成長機会は、フロスト&サリバンICT部門の最新の調査分析の一つで、Frost & Sullivan Leadership Councilを通して閲覧可能です。Frost & Sullivan Leadership Councilは、企業がこの不透明な未来で成功するための、継続した成長機会の流れを特定するためご支援します。

 

英語原文:“Buy Now, Pay Later Solutions to Unlock Growth Potential for B2B Companies, Says Frost & Sullivan” 

 

日本語版編集:

新原徹也 / フロスト&サリバンAPAC ICT部門ディレクター

日本国内及びAPACの ICTとサイバーセキュリティ市場の調査において約15年の経験を有し、市場規模やトレンド、市場予測や競争環境に関する知見を有する。

 

 

 

【フロスト&サリバンについて(本社:米国)】

フロスト&サリバンは、60年以上に渡り、フォーチュン1,000社、行政機関、投資家に向け、持続可能な成長戦略の策定をご支援してきました。経済情勢の変化に即応すると共に、破壊的技術を見出し、新たなビジネスモデルを立案することで、将来の成功へと導く革新的な成長機会を創り出します。

 

【フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社】

設立:2014年1月

沿革:2009年3月 日本支社「フロスト&サリバン インターナショナル」設立

2014年1月 日本法人「フロスト&サリバン ジャパン株式会社」設立

代表者:山村浩(代表取締役)

所在地:〒107-6123 東京都港区赤坂5丁目2番20号 赤坂パークビル23階

URL: https://frost.co.jp/

 

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広報マーケティング担当 三田

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