米国本社のもとグローバル市場調査とアドバイザリーを提供する、フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社(東京都港区/代表取締役 山村浩/以下、フロスト&サリバン)は、「サイバー攻撃の増加により、世界のエンドポイントセキュリティの需要が拡大(Growth in Cyber Attacks Boosts Global Demand for Endpoint Security)」に関する調査レポートを発表いたしました。
フロスト&サリバンの最近の調査分析によると、サイバー脅威の変わりゆく状況、大幅な増加により、世界のエンドポイントセキュリティソリューションの需要が高まっています。エンドポイントセキュリティは、ラップトップコンピュータやスマートフォンなどの機器の安全を確保するための、ホスト型ソフトウェアを使ったセキュリティ製品です。世界のエンドポイントセキュリティの市場規模は、2021年の174億ドルから、2026年までに311億ドル、年平均成長率は12.3%に達すると予測されています。
フロスト&サリバン、セキュリティ部門のプリンシパルであるサラ・パヴィアックは以下のように分析します。
「パンデミック下のリモートワークの増加によりサイバー脅威も増加しました。そのため、世界でエンドポイントセキュリティのニーズが大きく増加しています。攻撃を軽減するために、EPP(エンドポイント保護プラットフォーム)とEDR(エンドポイントでの検出および対応)なら成るエンドポイントセキュリティソリューションは、保護されていない資産を特定するために不可欠です。
AIを活用した保護のアプローチを導入することにより、関連するリスクレベルの更新が必要なエンドポイントを特定することができます。さらに、広範なAIの導入により、エンドポイントに自己修復機能を持たせ、今後数年、より包括的なセキュリティを確保できるでしょう」。
成長を続けるエンドポイントセキュリティ業界において利益を獲得するために、業界関係者は以下に注目すべきでしょう:
- ゼロデイ攻撃を検出し軽減するための効果的な戦略を策定する。これには予防する技術を活用した防御計画や潜在的な攻撃に対する対応手段などが含まれる。
- 脅威の検出支援および集約的なスマート機能の確保のため、エンドポイントエージェントにおいてデバイス上にAI/ML(機械学習)機能を搭載することを検討する。
- クラウドベースのエンドポイントセキュリティに注力する。これにより、オンデマンドまたはフルマネージドのいずれかを提供できるよう製品サービスを拡大し、そしてビッグデータを活用し信頼性の高い高度な脅威検出を実現することができるだろう。
- 悪意のある活動を検出し停止させるため、エンドポイントのセキュリティを確保し、デバイスの動作追跡ができるよう、エンドポイントソリューションに脅威に対するモバイルの防御機能を組み込む。
世界のエンドポイントセキュリティ市場の成長機会は、フロスト&サリバンのセキュリティ部門の最新の調査分析の一つで、Frost & Sullivan Leadership Councilを通して閲覧可能です。Frost & Sullivan Leadership Councilは、企業がこの不透明な未来で成功するための、継続した成長機会の流れを特定するためご支援します。
英語原文:Growth in Cyber Attacks Boosts Global Demand for Endpoint Security
日本語版編集:
新原徹也 / フロスト&サリバンAPAC ICT部門ディレクター
日本国内及びAPACの ICTとサイバーセキュリティ市場の調査において約15年の経験を有し、市場規模やトレンド、市場予測や競争環境に関する知見を有する。
【フロスト&サリバンについて(本社:米国)】
フロスト&サリバンは、60年以上に渡り、フォーチュン1,000社、行政機関、投資家に向け、持続可能な成長戦略の策定をご支援してきました。経済情勢の変化に即応すると共に、破壊的技術を見出し、新たなビジネスモデルを立案することで、将来の成功へと導く革新的な成長機会を創り出します。
【フロスト・アンド・サリバン・ジャパン株式会社】
設立:2014年1月
沿革:2009年3月 日本支社「フロスト&サリバン インターナショナル」設立
2014年1月 日本法人「フロスト&サリバン ジャパン株式会社」設立
代表者:山村浩(代表取締役)
所在地:〒107-6123 東京都港区赤坂5丁目2番20号 赤坂パークビル23階
URL: https://frost.co.jp/
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広報マーケティング担当 三田